2013年1月14日 大阪ミナミで偶然の出会い! クアラルンプール到着。 | |
「明日からスリランカに行ってきます」と独演会の最後に告げて旅に出たました。所持金は、日本円 30000円、2.3マレーシアリンギッド(以後MYRと表記)、215米ドル、トラベラーズチェック(以後T/Cと表記) 450米ドル。 今日は成人の日。外は昨晩から雨が降り続いています。何もこんな日に降らなくても・・・と思う心境は振袖の女の子ときっと同じでしょう。自宅から遠いJR大高駅からの出発をあきらめ近くの名鉄鳴海駅から名古屋駅に向かいました。名鉄はJRより110円割高ときています。貧乏旅行がはじめの一歩でつまずきました。 近鉄の急行に乗り換えて一路、大阪難波を目指します。金券ショップで買った株主乗車券1500円です。ところで名古屋大阪間を最安値で行く方法は何でしょうか? 18切符期間中の日帰りなら18切符で決まりでしょう。今は18切符使用期間ではないのでこの近鉄株主乗車券以外に思い当たらないのです。何かいいのがあれば教えてください。 三重と奈良の山地は見事なまでの大雪でした。電車が止まりはしないかそれだけが心配でした。真っ白な車窓をグレーのヒートテックの上に半袖シャツと半ズボンを履いたおっさんが眺めるのです。何とも異様ではあります。 さぁ大阪難波に着きました。腹ごしらえにたこ焼きを食べることにしました。NGKそばまで行きたいのですが、地上を歩くには私の服装では寒すぎます。ギリギリまで地下を歩くことにしました。ビックカメラを目指して歩き店舗一階から出ようとしたその時です。目の前に何と、大須演芸場のお茶子の姫ちゃん夫婦が反対方向から歩いてくるではないですか。 ↑大阪ミナミのビックカメラにて。撮影は姫ちゃんの夫です。 申し合わせなくばったり出会うというのですから驚天動地です。深い縁で結ばれているということでしょうか? 幸運なのか不吉なる予兆なのかは分かりませんが恐ろしいほどのインパクトは残りました。 腹ごしらえも済ませ南海電鉄で関西空港に行きました。搭乗する飛行機は16時35分発、クアラルンプール行きのエアアジアXです。約7時間のフライトが15600円です。燃油サーチャージはありません。私の中ではアップルのスティーブ・ジョブズよりエアアジアのトニー・フェルナンデスの方が断然偉大な人になります。こんな貧乏人にも旅の機会を与えてくれたのですから。 現地時間22時30分。飛行機は定刻でクアラルンプールのLCCターミナルに到着しました。飛行機内は早々に冷房ガンガンモードとなり困ったものでした。しかしこれだけ安ければ何も文句は言えません。言ってはいけないのです。急ぎ入管、両替、荷物を受け取りを済ませバス停に急ぎました。23時発のチャイナタウンそばのプルダヤ行きのスターシャトルバスに乗ることができたのは実に幸いでした。0時過ぎにクアラルンプール中心地に着いたとて電車はみな止まっています。何としても今晩の宿となるチャイナタウンにダイレクトで行けるバスに乗りたかったのです。 プルダヤでバスを降りたものの、チャイナタウンを探し当てるのに30分かかってしまいました。方向音痴は困難がつきまといます。目ぼしいゲストハウスのドミトリーに宿を取りました。30MYRという値段には少々驚いてしまいました。部屋に行って納得しました。そこは冷房完備の部屋でした。貧乏旅行、2度目のつまずきです。しかし、それらはのつまずきは擬似でしかありません。何と、左足のサンダルが初日早々に破損してしまいました。かろうじて使用はできますが歩行がスムーズではありません。これは本当に困りました。もっと事前に確かめるべきでした。旅の足回りはきわめて重要です。重苦しい気持ちになってしまいました。 ドミトリーに着くと後から日本人青年がやってきました。同じ便でやってきたようです。単身での卒業旅行らしく「すみません。ここの宿は大丈夫でしょうか?」と実に不安げです。2年前の単身インド旅行の自分を思い出してしまいました。この青年とあのときの自分はまさしく同じ心境だったのです。「私の経験によると恐らく大丈夫でしょう」と私は言いました。「安心しました」とのことです。旅の安全を祈るばかりです。 シャワーを浴びて、1時を過ぎても開いていた中華料理屋台で炒飯を食べました。旅の安堵もあり実においしかったです。入眠剤の力を借りて即寝ることができました。明日はいよいよ人生初のインドネシアにでかけます。 |
|
収支 | |
名鉄 鳴海駅→名鉄名古屋駅 340円、たこ焼き12個 550円、南海難波駅→関西空港 710円、両替 30米ドル→87.9MYR、バス LCCT→プルダヤ 8MYR、ドミトリー 30MYR、炒飯 7MYR 残り 28400円、185米ドル、T/C 450米ドル、45.2MYR |
|
旅の準備 2013.01.15 | |
Index |